サクラグループ 歴史と理念 History and philosophy
Traditional & Globalism
サクラグループの歴史は、江戸時代以前の慶長年間に泉州(現在の大阪府南部)の堺で網元をしながら、薬種業を営んでいた鰯屋松本久左衛門に始まります。その後、江戸幕府が創設されると江戸に移り、松本市左衛門と名を変えて日本橋本町に薬種問屋を開業しました。それから約200年後の幕末になると、ヨーロッパから様々な医療器具が入ってくるようになります。その流れを見ていた松本儀兵衛は明治維新直後の1871年、鰯屋松本市左衛門店から独立し、医療器械の販売を開始。そうした流れが脈々と受け継がれ、現在のサクラグループに至っています。
基本理念
サクラグループは「グローバル・ニッチ」を基本理念としています。ニッチ(niche)とは「すき間」という意味で、極めて専門的な分野を指します。それであるからこそ、独自の技術力や製品開発力によって大きなシェアを得ることが可能になる。サクラグループはこのニッチな分野においてグローバルにビジネスを展開しています。
活動領域
サクラグループのビジネスドメインは「感染制御」と「病理診断」の2つです。感染制御は病院内の感染予防のための様々な取り組みのことで、ウイルスや細菌による感染症の拡大を防ぐという重要な役割を担っています。病理診断とは体内から採取された組織や細胞を調べて何の疾患か診断することで、治療法の決定や治療効果の判定に大きく貢献しています。
サクラグループは感染制御において高圧蒸気滅菌装置や超音波洗浄装置、病理診断においては病理標本作製に関する機器、機材、試薬といったものを提供しています。